就労継続支援B型PEER+design(ピアデザイン) メンバー『YOSHIKI』
『相手の立場を考え接する事が自然なピアサポート』
私は2015年2月に設立間もないピアデザインに出会い通所し始めました。当時の私はピアサポートと言う言葉の意味など知らず、ただ目の前で悲しそうにしていたり、困ってそうなメンバーがいたら相手から助けを求められてもいないのにサポートの真似をしていました。中にはそのおせっかいサポートを快く喜んでくれた方もいましたが今振り返るとそれはいかがなものかな、と自分でも正直にそう思います。
半年ほど経ち、私はいったんピアデザインを離れて一般就労に付きました。当時はまだおせっかいだと気付かないサポートを仕事場で、さも当たり前のようにこなし自己満足する日が多々ありました。時が流れコロナウイルス蔓延によって仕事が全くなくなったのも追い風になり2021年春に再びピアデザインのお世話になる事になりました。戻ってきた当初、サポートメンバー(スタッフ)やメンバーから「前と変わったね!」「大人になったね」などと声を掛けてもらってとても嬉しく思いました。でもやはり多少のおせっかいが残っているまま自分の思うサポートをする日がありました。昨年冬にサービス管理責任者の方とアセスメントの時間を設けて半年間の個別支援計画書を作りました。自分でも不思議に思うほど今までとは違う内容を伝えました。その中の1つに相手の立場を考えて仕事に取組むがありました。もちろん計画を経てた次の日からは実践できませんでしたが自分では徐々に出来ているのではと思う日もありました。なぜその計画を伝えたかと言うと、あるサポートメンバーのメンバーへの対応を見て、「こう言う事か!」と気付かされたからです。相手の言葉がいくら悪くても、相手がいくら返事をしなくても、相手が自分の思うようにならなくても、いくら相手がわがままを言っても、とにかく聞く!待つ!なぜならば、相手の精神状態がおもわしくないから。でも私はその光景を見るまでは、返事をしないなら問いただしたり、言葉が悪ければ言い返したりしていましたがお陰様でそれから徐々に相手の立場にたっての対応が出来るようになってきました。
これからもピアデザインにいる限りは、出来るだけ相手の立場を考え対応していきます。また、ピアデザインを卒業して一般就労してからもそれらを忘れずに残りの半生を大事にしていきます。