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執筆者の写真北海道ピアサポート協会

【WEB連載】「私のピアサポート!」2024.6月号

タイトル:『人生には無駄がないということ』

 

大友泉(いずみん)/PEER+design ピアスクール/札幌市

 

 現在、PEER+designのピアスクールで、スクールサポーターとして通わせていただいています。もうすぐ2年という満期になります。

私は狭い田舎で鳥かごのように27年間くらい過ごしてきた場所から大きな人が沢山いる札幌市に出てきました。

 27年間は私にとって無駄な人生と思いつつ今の私になるまで毎日「ただ、息を吸って吐く」という日々だけと思いつつ過ごしてきました。

札幌に出てとあるところで「ピアサポーター」というものを知り通うきっかけになったのも私はただ、同じグループホームだった方の話を相手のペースで話して時には沈黙になり、そしてまた口を開いてみるだけです。1つ2つ...ただ、一言だけでした。その姿をきっかけに「ピアサポーターやってみれば?」と言われ昔から相談も聞くことが多く、精神や心理カウンセラーに興味を持っていたので2022年の10月にピアスクールに入りました。

私の中で今日まで「私に足りなかった社会性や人間関係の作り方」などを教えてくれた場所です。

「自分の人生も自己開示する」ということをできる場所でもありました。

みんながみんな同じ人生を歩んだわけではないけれどそれでも「人生の当事者」としても必要だということを学びました。

 自己開示の量を考えながらも私のこれまでの人生を話すことでお互い共感し合い分かち合い信頼がうまれたりすることができると知り、小さな無駄も大きな無駄も全て誰かにとっては無駄ではなくなること...それもピアサポートなんだと知れました。

私にとってのピアサポートは、今は新メンバーの方たちが「明日も行きたい!」って思えるようにスクールの居心地を少しでも良くすることです。お互い信頼ができる関係づくりをすることでサポートメンバーに橋渡しができる、サポートメンバーとの信頼関係づくりをすることで講座のして欲しいことを話し合える、スクールサポーター同士の信頼関係づくりでお互いの強みを言い合えたり、団結力もうまれると私は思っています。

 今後、就活に向けて就職場所ではそこのルールがあります。それでも、職場でうまくお互い相互関係ができるような関係と支援員になれた時には「ピアサポーターとして」学んだことも忘れずに例え思ったように活かせなくてもそのまた先の未来を信じて人生と精神と障がいの当事者であることは変わらないので自分の心の中だけでも「私はピアサポーターだ」という気持ちで進んで行けたらと思っています。

この機会も与えてくれたことも、私にとっての少しのきっかけの人生の1ページです。 

 


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