『私が思うピアサポート』
松村紅華音(べに)/ PEER+schoolスクールサポーター
私の考えるピアサポートは、障害や病気がある人だけではないと思っています。
あくまで、私の考えですが 前を歩いている人が何かを落としたら拾って渡すのもそうだし、バスや地下鉄の中で赤ちゃんが泣いていても、優しく見守るのもそうだし、辛い思いをしている人の話を聞くのもピアサポートだと思います。道に迷っていそうな人に声を掛ける、声を掛けられて知っていたら教える。わからなかったら行き方を調べる事も出来ます。
自分ができないことは、他の人に助けてもらう。他の人ができないことは自分が助ける相互関係ができているのが大切だと考えます。
やってあげたい!なんでもやるよ!タイプの人が居ますが・・・それは相互ではないので、する側、される側と決めつけるのではなく、各自できることをすればいいんじゃないかな?
私事ですが、初めて行く所はわからなくてパニックを起こして過呼吸になります。
なので、行き先を知っている人にお願いして一緒に行ってもらうようにしています。
もちろん相手の都合や自分の都合をしっかりと合わせるのが大切で、関係性も大事だと思います。人によっては断れない人もいて、逆に察してよという人もいます。
初対面で仲良くできる人と、初対面では2軒先の借りてきた猫状態になる人もいます。
そんな中、まずは自分の事をしっかりと理解しておく必要があり、はじめに自己開示できることは伝えておくのも必要です。私自身落ち着きがない事、自分の声が大きいので確認すること(うるさいな、黙って欲しい時はジェスチャーでお願いする)様子がおかしいと思ったら薬を飲むように声を掛けてもらうなど、特に自分の障害を伝える必要はありませんが、どういう時にどうしてほしいのかは、はっきりと周りに伝えるようになれるといいのかな?と考えています。
私は今ピアスクールでスクールサポーターをしていますが、朝のチェックインの時に「今日は調子が良くないです」と言うだけでいいのです。
居る人に伝える事を少しずつ慣れていけると、この先自己開示がしやすくなると思います。